60代男性
病名:ALS(筋萎縮性側索硬化症)
結果:障害厚生1級(年額約195万円受給)
<依頼者の状況>
面談にはご家族がいらっしゃいました。
ご本人は、在職中は体力を使う業務をなさっていました。
ALSを患う数年前に下肢の筋力低下を訴え整形外科を受診し、黄色靭帯骨化症等の診断が出ていました。手術を受け、術後は症状改善し、職場復帰もでき、飲食や発声も問題なく過ごしていたとのことでした。
その後、嚥下障害や構音障害が出現するようになり、息切れ、痰、発声困難が見られるようになりました。
内科を受診したところ、大きな病院を紹介され、筋萎縮性側索硬化症と診断されました。
症状は急速に進行し、気管切開、胃瘻造設し、言語機能を喪失、歩行不能、排便・排尿の始末も自力では不能の全介助の状態になっていらっしゃいました。
<受任から申請まで>
請求傷病の初診日については、それまでの黄色靭帯骨化症で受診していたときと、ALSと診断されるに至る症状が出たときとでは様子が異なっていたこと、前者は一度改善したことからも、嚥下障害や構音障害により内科を受診したところを初診日として申し立てられるものと考えました。
初診から1年半後の日には既に上述の全介助の状態になっていました。
受診状況等証明書、診断書共に作成依頼書を用意しました。
診断書依頼時には受診状況等証明書コピーのほか、ALSと診断された際に医師から渡された、黄色靭帯骨化症にかかる症状にも触れられた病状説明資料のコピーも添付しました。
病歴就労状況等申立書にできるだけ詳しく経緯と症状を示しました。
<結果>
申し立ての通りの障害認定日請求が認められ、障害厚生年金1級を取得されました。
ご本人に代わって手続きを行う必要があり、ご家族もご自身のお仕事がある中で大変だったことと思います。弊所代行によりご負担が軽減されるよう、できるだけ早い手続きを行えるよう努めました。
投稿者プロフィール
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